元町周辺
函館開港のころ、役所や諸外国の公館が集まったところが函館山山麓の元町周辺。それぞれに由緒ある名前の坂道に沿って、眼下に港を展望する洋館や教会が並ぶ。函館を代表する風景だ。市内で一番人気のある散策エリア
旧ロシア領事館
1910（明治43）年築で、赤レンガの2階建。内部見学はできないが外観だけでも当時のロシアの権勢が分かる。
℡0138－21－3327（函館市観光企画課）
●函館市船見町17－3 ●見学自由（外観のみ）●函館駅から路面電車で15分 大町から徒歩で10分 【駐車場】なし
称名寺と高龍寺
称名寺は1929（昭和4）年築。円龍が八幡町に寺を開いたのがはじまり。高籠寺は市内で最も歴史ある寺院。本堂は1900（明治33）年に建てたもの。
称名寺
℡0138－23－0574 ●函館市船見町18－14 【開】 9:00～16:00 【休】無休
●JR函館本線函館駅から函館バス高龍寺前行きで12分、称名寺通下車すぐ
【料】無料 【駐車場】あり
高龍寺
℡0138－23－0631 ●函館市船見町21－11 【開】 8:00～16:00 【休】無休
●JR函館本線函館駅から函館バス高籠寺前行きで12分、終点下車すぐ
【料】無料 【駐車場】あり
外国人墓地
ペリー来航時に死亡した2人の水兵の墓を造ったのがはじまり。夕暮れ時に海に沈む夕日が美しい。
℡0138－21－3327（函館市観光企画課）
●函館市船見町25－27 ●散策自由
●JR函館本線函館駅から函館バス高龍寺前行きで15分、終点下車徒歩3分 【駐車場】なし
旧函館区公会堂
0138-22-1001
ブルーグレーとイエ口ーの外壁が目を引く公会堂は、明治43年(1910）に当時の豪商・相馬哲平の巨額の寄付により建てられた木造建築の洋館。国の重要文化財に指定されている。館内の至るところで、意匠を凝らした華やかな装飾が見られる。ドレスをレンタルしての撮影体験も可能。
●函館市元町11-13
●電停末広ら徒歩8分
【料】入場300円
【開】9:00～17:00（4-10月は～19時）
【休】月1回不定休（5～8月は無休）
【駐車場】なし
鹿鳴館を紡綿とさせる大広間は130坪の広さ。コンサートホールとしても使用される。
皇太子時代の大正天皇が訪間された御座所。建設当時のままのシャンデリアが残る。
函館聖ヨハネ教会
0138-27-3333（函館市元町観光案内所）
明治11年（1878）に建てられた日本最古のブロテスタントの教会。四方の壁に十字架を施しており、その建物自体も十字の形をしている。幾度となく焼失を繰り返し、現在の建物は昭和54年（1979)に改築されたもの。
●函館市元町3-23
●電停十字街から徒歩12分
【料】【開】【休】要問合せ【駐車場】なし
函館ハリストス正教会
0138-23-7387
万延元年（1860）に初代口シア領事館の礼拝堂として建てられた、日本初の口シア正教会。鐘の音から通称「ガンガン寺」とも呼ばれ親しまれている。明治40年（1907）に最初の建物が焼失し、現在の建物は、大正5年（1916）にビザンチン様式の影響を強く受け再建。
●函館市元町3-13
●電停十字街から徒歩12分
【料】拝観献金200円
【開】10:00～17:00（土曜は～16時、日曜は13～16時）
【休】無休（12月26日～3月中旬は不定休）
【駐車場】なし
函館市旧イギリス領事館（開港記念館）
0138-27-8159
安政6年（1859）、函館開港とともに設置されたもの。英国式の庭園をはじめ、白壁にブルーの窓枠というビクトリア様式の特徴をもつ。昭和9年（1934）までイギリス領事館として機能していた。館内は、かつての領事館の様子や開港当時の函館の姿を伝える開港記念館として公開されている。
●函館市元町33-14
●電停末広町から徒歩5分
【料】開港記念館は入館300円
【開】9:00～17:00（4～10月は～19時）
【休】無休【駐車場】なし
カトリック元町教会
138-27-3333（函館市元町観光案所）
高さ33mの大鐘楼とその上の屋根に載る風見鶏が特徴の教会。安政6年(1859）にフランス人宣教師メル・メ・デ・カションが建てた仮聖堂が始まりで、その後災害により幾度か建て直されたのち、大正5年（1916）に現在のゴシック様式の建物になった。内部にある祭壇は日本で唯一、ローマ法王から贈られた貴重なもの。
●函館市元町15-30
●電停十字街から徒歩12分
【料】拝観無料
【開】9:00～16:00（日曜の午前中、礼拝時を除く）
【休】無休（教会行事の日は休館）【駐車場】なし
